スリランカに派遣されていた、青年協力隊のM君が帰国した。帰国報告に高松のJICAを訪れたついでに、私のところにも来てくれた。

M君の話を聞き、この2年間で、彼もやる気が出てきたのではないかと感じた。カウンターパートとのやり取りで、自らの長所、短所がよく見えてきて、自分がやらなくてはいけないことが、明確になったのであろう。

仕事を聞くと、下水処理場の管理に付いていたとのこと。こんなことならば、日本で「公害防止管理者」の資格を取っておけば良かったとか?この様な資格があれば、カウンターパートの見る目も違ってくる。

青年協力隊がカウンターパートにとってどのくらい役に立つ物かわからないが、少なくとも、協力隊員であったM君の役には立った。M君に有効であったと言うことは、日本にとって、一人の青年の自立を支援したと言うことであり、すばらしいことである。M君が仮に2年間、日本にいてスロットに通っても、この様な自立への道には繋がらない。(当然であるが)

何より、M君が役目を終えて、無事に帰国したことは、送り出した私としても、何よりである。海外赴任は、無事に帰国することが、最も重要なのである。

後は、M君の日本での就職がうまく行くことを願うばかりである。