個人番号カード（マイナンバー）－２

マイナンバーカードの受け渡しに大きな問題がある。

世田谷区でマイナンバーカードを受け取りたいと、区役所に連絡した。来年１月１日からマイナンバーカードがはじまるにもかかわらず、受け取ることができるのは、来年の１月１５日以降とのこと。

理由は、区役所へ何万通ものカードが戻ってきてしまい、整理が付かないためとのこと。

なぜこのようなことになってしまったのか、総務省は理解しているのであろうか？どうしたら、正しく全員に届けることができるかを甘く見ていたとしか考えられない。総務省の役人の机上の空論で、郵便局員と地方の役所職員がてんてこ舞いさせられている。

私が考えるに、このような制度は長い年月をかけて整うようにすればよいのである。つまり、出生時にそれぞれの子供に番号を交付して、１００年たった時には、ほとんどの人に番号が付くこととなり、それから制度を開始すればよいのである。そうすれば、番号を受けとれない人はごくわずかとなり、制度を始めるにしても楽であろうと。

それは別にしても、地方都市では、戻ってくる枚数が少ないので、その後の事務も迅速にできるが、東京ではどうしようもない状態となっている。多分、世田谷区は人口が１００万規模でありながら、区役所で一本化しているところに問題があるのではないだろうか？むしろ出張所単位で行えば、何万通ものカードが戻ってくることはない。まあ、そんなことを言っても手遅れである。

と言うわけで、この制度が、上手く発足するかどうか、どれだけ郵便局員と地方自治体の職員に苦労をかけさせたか（現在進行形）。お気の毒であるとは思うが、対応するのはこのような人なのである。

何事も、机上の空論は、実施するとなると、それにたずさわる人に多大なご苦労をおかけすると言うことである。

二度も書いてしまった。それほど問題を含んだ制度である。さてもさても？